オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2025年8月

杉森住建のよもやま話~第12回~

皆さんこんにちは!

 

福井県福井市を拠点に住宅建設における基礎工事やコンクリートの打設などを行っている

株式会社杉森住建、更新担当の富山です。

 

 

 

橋梁工事の役割

 

 

 

川や谷、そして海を越えるために欠かせない「橋」。

橋は単に交通手段を提供するだけではなく、街のランドマークや観光資源となり、人々の記憶に残る存在です。

ここでは橋梁工事の工程と、その社会的な意義をさらに詳しく見ていきましょう。


橋梁工事の工程

 

  1. 基礎工事
    橋を支える最重要部分。水中や軟弱地盤に杭を打ち込む「杭基礎工法」、大型の箱型構造物を沈める「ケーソン工法」などがあり、地盤条件に応じた工法が選ばれます。

  2. 下部工(橋脚・橋台)
    橋の両端に設けられる橋台と、橋を支える柱となる橋脚を建設します。耐震性を高めるために鉄筋コンクリートで造られることが多く、巨大な構造物になるため施工管理も重要です。

  3. 上部工(橋桁・床版)
    橋桁や床版を架ける工程です。鋼橋では精密な溶接や高強度ボルトの接合が求められ、コンクリート橋ではプレストレスト工法によって長大スパンにも対応可能です。


橋の種類と特徴

 

  • 桁橋:最も一般的で施工しやすく、都市部や地方の道路橋で多用。

  • アーチ橋:優美な曲線が景観に調和しやすく、観光資源にもなる。

  • 斜張橋:ケーブルで支える近代的な構造。都市のシンボルとして人気。

  • 吊橋:世界最長の橋梁に採用される形式。明石海峡大橋などが代表例。


現代の橋梁工事の課題

 

高度経済成長期に建設された多くの橋が、耐用年数を迎えています。

そのため現在は「新設」よりも「維持管理」や「補修」が重要視されています。

  • 老朽化した橋の補修・補強

  • 耐震補強による災害時の安全性確保

  • ドローンやAIを活用した点検システム

 

これにより、橋の寿命を延ばし、安全で持続可能な社会資本の維持が進められています。


橋梁工事の社会的な意義

 

橋は単に「川を渡るための構造物」ではありません。

  • 災害時には救援物資を運ぶライフラインになる。

  • 都市においてはシンボルや観光スポットとなり、地域の価値を高める。

  • 物流を支える重要な役割を果たし、産業の発展を後押しする。

 

たとえば、東京のレインボーブリッジや広島の錦帯橋のように、橋自体が観光資源となり、経済効果を生んでいる事例もあります。

橋梁工事はまさに「人と地域をつなぐ仕事」であり、その存在意義は計り知れません。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

株式会社杉森住建では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

福井県福井市を拠点に住宅建設における基礎工事やコンクリートの打設などを行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

詳しくはこちら!

 

apple-touch-icon.png

杉森住建のよもやま話~第11回~

皆さんこんにちは!

 

福井県福井市を拠点に住宅建設における基礎工事やコンクリートの打設などを行っている

株式会社杉森住建、更新担当の富山です。

 

 

 

道路工事の基礎

 

 

道路は私たちの生活や経済を支える「大動脈」です。

スーパーに並ぶ食品や日用品、インターネット通販の商品、救急搬送、観光客の移動――これらの多くは道路が整備されているからこそ成り立っています。

では、道路工事はどのように行われているのでしょうか?


道路工事の工程

 

  1. 調査・設計
    道路づくりの第一歩は「現地調査」。地盤の硬さや地質、水はけの状態を詳しく確認し、交通量の予測や将来的な利用計画を踏まえて設計されます。たとえば、幹線道路であれば大型トラックが頻繁に通行するため、路盤を厚く強固に設計する必要があります。

  2. 地盤整備(路床工)
    道路の寿命を決める重要な作業が地盤整備です。軟弱な地盤はそのままでは沈下やひび割れが発生しやすく、将来のメンテナンス費用が膨らんでしまいます。そのため、砕石やセメントを混合して強化する「改良工法」が用いられます。

  3. 路盤工
    地盤を固めた後、その上に砕石や砂利を敷いて圧縮し、荷重を分散する「路盤」を形成します。路盤は舗装を支えるクッションのような役割を果たし、道路の強度を高める重要な工程です。

  4. 舗装工
    最後にアスファルトやコンクリートを敷き詰めて仕上げます。アスファルト舗装は施工が容易で走行性が高いのが特徴。一方で、コンクリート舗装は耐久性があり、重量車が多い場所に適しています。


道路舗装の最新技術

 

近年は「人にも環境にもやさしい道路」が求められています。

  • 透水性舗装:雨水を地中に浸透させ、道路冠水を防ぐほか、地下水の循環にも役立ちます。

  • リサイクル舗装:廃材を再利用し、環境負荷を低減。舗装のリサイクル率は90%を超えるともいわれています。

  • 遮音性舗装:タイヤ音を吸収・分散し、住宅地周辺の騒音を軽減する効果があります。

 

これらの技術は、「安全性」だけでなく「環境保全」や「住みやすさ」にも直結するのです。


道路工事の社会的な意義

 

道路が整うと、地域は劇的に変わります。

  • 救急搬送がスムーズになり、人命が救われる。

  • 物流の効率化により、地域産業が発展する。

  • 観光アクセスが改善され、地域経済の活性化につながる。

 

たとえば、かつて未舗装の道路しかなかった地方都市に高速道路が通ると、工業団地や商業施設が誘致され、人口や雇用が増えた例も少なくありません。

道路工事は「単なる建設作業」ではなく「地域の未来をつくる仕事」なのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

株式会社杉森住建では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

福井県福井市を拠点に住宅建設における基礎工事やコンクリートの打設などを行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

詳しくはこちら!

 

apple-touch-icon.png