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杉森住建のよもやま話~第11回~

皆さんこんにちは!

 

福井県福井市を拠点に住宅建設における基礎工事やコンクリートの打設などを行っている

株式会社杉森住建、更新担当の富山です。

 

 

 

道路工事の基礎

 

 

道路は私たちの生活や経済を支える「大動脈」です。

スーパーに並ぶ食品や日用品、インターネット通販の商品、救急搬送、観光客の移動――これらの多くは道路が整備されているからこそ成り立っています。

では、道路工事はどのように行われているのでしょうか?


道路工事の工程

 

  1. 調査・設計
    道路づくりの第一歩は「現地調査」。地盤の硬さや地質、水はけの状態を詳しく確認し、交通量の予測や将来的な利用計画を踏まえて設計されます。たとえば、幹線道路であれば大型トラックが頻繁に通行するため、路盤を厚く強固に設計する必要があります。

  2. 地盤整備(路床工)
    道路の寿命を決める重要な作業が地盤整備です。軟弱な地盤はそのままでは沈下やひび割れが発生しやすく、将来のメンテナンス費用が膨らんでしまいます。そのため、砕石やセメントを混合して強化する「改良工法」が用いられます。

  3. 路盤工
    地盤を固めた後、その上に砕石や砂利を敷いて圧縮し、荷重を分散する「路盤」を形成します。路盤は舗装を支えるクッションのような役割を果たし、道路の強度を高める重要な工程です。

  4. 舗装工
    最後にアスファルトやコンクリートを敷き詰めて仕上げます。アスファルト舗装は施工が容易で走行性が高いのが特徴。一方で、コンクリート舗装は耐久性があり、重量車が多い場所に適しています。


道路舗装の最新技術

 

近年は「人にも環境にもやさしい道路」が求められています。

  • 透水性舗装:雨水を地中に浸透させ、道路冠水を防ぐほか、地下水の循環にも役立ちます。

  • リサイクル舗装:廃材を再利用し、環境負荷を低減。舗装のリサイクル率は90%を超えるともいわれています。

  • 遮音性舗装:タイヤ音を吸収・分散し、住宅地周辺の騒音を軽減する効果があります。

 

これらの技術は、「安全性」だけでなく「環境保全」や「住みやすさ」にも直結するのです。


道路工事の社会的な意義

 

道路が整うと、地域は劇的に変わります。

  • 救急搬送がスムーズになり、人命が救われる。

  • 物流の効率化により、地域産業が発展する。

  • 観光アクセスが改善され、地域経済の活性化につながる。

 

たとえば、かつて未舗装の道路しかなかった地方都市に高速道路が通ると、工業団地や商業施設が誘致され、人口や雇用が増えた例も少なくありません。

道路工事は「単なる建設作業」ではなく「地域の未来をつくる仕事」なのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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福井県福井市を拠点に住宅建設における基礎工事やコンクリートの打設などを行っております。

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