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杉森住建のよもやま話~第14回~

皆さんこんにちは!

 

福井県福井市を拠点に住宅建設における基礎工事やコンクリートの打設などを行っている

株式会社杉森住建、更新担当の富山です。

 

 

 

🌊ダム建設の裏側

 

 

 

大河川に巨大な壁のようにそびえ立つダム。

私たちは日常的にその恩恵を受けていますが、その建設には途方もない労力と技術が注ぎ込まれています。

ここでは「ダム建設の舞台裏」をのぞいてみましょう。


ダムの多目的な役割

 

ダムは単なる「水をためる構造物」ではありません。

  • 治水機能:洪水時に水を貯め、下流の氾濫を防止。

  • 利水機能:飲料水、農業用水、工業用水の安定供給。

  • 発電機能:水力発電による再生可能エネルギー供給。

  • 環境機能:渇水期に水を放流し、河川の生態系を維持。

つまり、ダムは地域全体の暮らしを支えるインフラそのものです。


ダム建設のスケール

 

ダム建設は数年~十数年に及ぶ長期プロジェクト。

  • コンクリートの量:数百万㎥に達することもあり、施工管理の正確さが求められます。

  • 鋼材の使用:ゲートや補強構造物に膨大な鋼材が必要。

  • 地盤調査と設計:膨大な水圧や地震動に耐えられるか徹底解析。

川の流れを一時的に迂回させる「仮排水路工事」など、自然の力を制御するための大胆な手法が取られるのもダム工事の特徴です。


環境への影響と対策

 

一方で、ダム建設は自然環境に大きな影響を及ぼします。

  • 水没による森林や農地、生態系の消失

  • 文化財や集落の移転

  • 下流域の水温や水質の変化

そのため、環境アセスメントが必須となり、影響を最小限に抑える工夫がされています。

移転地の整備、代替生息地の創出など、地域住民や自然との共存を模索しながら工事が進められます。


ダム建設の未来

 

近年では「巨大ダム建設一辺倒」からの転換も進んでいます。

  • 小規模ダムや堰の活用:環境負荷を減らしつつ機能を果たす。

  • 再生可能エネルギーとしての注目:水力発電が脱炭素社会の切り札に。

  • 老朽化ダムの再生工事:耐震補強や再開発が各地で進行中。

未来のダムは「巨大な建造物」だけでなく、「地域に溶け込むインフラ」として発展していくでしょう。


まとめ

 

ダム建設は、膨大な資材と人手を必要とする国家規模の事業です。

治水・利水・発電といった役割を果たしつつ、環境や地域社会との折り合いをつける難しさを抱えています。

その舞台裏には、自然と人間の知恵がせめぎ合うドラマが隠されているのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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福井県福井市を拠点に住宅建設における基礎工事やコンクリートの打設などを行っております。

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