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杉森住建のよもやま話~第40回~

皆さんこんにちは!

 

福井県福井市を拠点に住宅建設における基礎工事やコンクリートの打設などを行っている

株式会社杉森住建、更新担当の富山です。

 

 

 

基礎配筋工事について ️

建物を支える土台に、鉄筋を組み上げる重要工程

 

 

 

 

建物の工事は、地上に見える柱や壁だけで成り立っているわけではありません。その下には、建物の重さやさまざまな力を地盤へ伝える「基礎」があります。

この基礎の内部に、図面に基づいて鉄筋を配置し、組み上げていくのが「基礎配筋工事」です。

完成後はコンクリートの中に隠れますが、建物の土台を形づくる重要な工程です。

今回は、基礎配筋工事の役割や施工の流れとともに、仕事に携わるやりがいや、求職者の方に知っていただきたいポイントをご紹介します。✨

 

 

 

基礎は、建物と地盤をつなぐ部分

 

建物には、自らの重さに加え、人や家具、設備などの荷重がかかります。また、地震や風によって力を受けることもあります。

基礎は、こうした建物からの力を地盤へ伝える役割を担っています。

ただし、すべての建物が同じ基礎を採用しているわけではありません。建物の規模や構造、地盤の状態などに応じて、基礎の形式や寸法、鉄筋の配置が計画されます。

基礎配筋工事では、その設計内容を現場で正確に形にしていきます。

見た目が似た基礎であっても、必要な配筋は現場ごとに異なるため、図面に基づいた施工が基本です。

 

 

 

施工前の確認が、組立ての精度を左右する

 

基礎配筋を始める前には、使用する図面や施工範囲、鉄筋の種類、加工形状などを確認します。

また、現場に示された基準線や高さを確認し、基礎をどこに組み上げるのかを把握します。

位置の基準となる墨や目印が曖昧なまま作業すると、基礎全体の位置や、その後に施工する柱・壁との関係に影響するおそれがあります。

そのため、組立てに入る前の段階で、基準となる情報を関係者と共有することが大切です。

資材の搬入順序や仮置き場所も検討し、必要な鉄筋を安全に取り出せるように準備します。段取りを整えることが、作業のしやすさと施工精度につながります。

 

 

 

図面に合わせて鉄筋を組み上げる

 

基礎配筋では、基礎の底部や立上がり、地中梁など、それぞれの部位に必要な鉄筋を配置します。

加工された鉄筋を所定の位置へ運び、径や本数、間隔、向きを確認しながら組み立てます。交差する部分などは、必要な位置を保てるように結束していきます。

鉄筋を結束する作業には、手元の正確さと繰り返し作業を安定して行う力が必要です。ただ結ぶだけでなく、組み上げた鉄筋が所定の形を保てているかを見ながら進めます。

また、継手や定着が必要な部分では、図面に示された位置や長さを確保します。

一つの部分だけを見るのではなく、基礎全体のつながりを意識して施工することが重要です。 ✅

 

 

 

鉄筋の位置と間隔を保つ工夫

 

基礎の鉄筋は、地面や型枠に直接触れる状態で施工するものではありません。

必要なかぶり厚さや鉄筋の位置を確保するため、スペーサーや支持材などを適切に配置します。

これらは完成後には目立たない部分ですが、鉄筋を正しい位置に保つために欠かせません。

また、上側と下側に鉄筋を配置する部分では、それぞれの高さや間隔を保つことも大切です。作業中に人が乗ったり、資材が接触したりして、配筋が変形しないように配慮します。

組み立てた直後だけでなく、コンクリートを打ち込む段階まで、計画された状態を維持することが求められます。

 

 

 

配管や型枠など、ほかの工事との連携

 

基礎工事では、鉄筋以外にも、型枠、配管、埋設部材など、さまざまな施工が関わります。

例えば、設備の配管を通すためのスリーブや、上部の構造につながる部材などは、鉄筋との位置関係を調整する必要があります。

現場で干渉が見つかった際、都合に合わせて鉄筋を切断したり、勝手に移動したりすることはできません。関係者に確認し、設計条件を踏まえた対応を行います。

そのため、基礎配筋工事では、図面を読む力と同じくらい、周囲と連携する力も大切です。

早めに気づき、早めに相談することが、手戻りを減らし、現場全体を円滑に進めることにつながります。

 

 

 

足元と資材の扱いに注意して安全に施工する

 

基礎配筋の現場では、段差のある場所や、鉄筋が密集する場所で作業することがあります。

足元の確認を怠ると、つまずきや転倒につながるおそれがあるため、安全な通路や作業場所を確保することが重要です。

また、鉄筋は長さや重さがあり、運搬時には周囲への接触や挟まれにも注意が必要です。複数人で扱う場合は、声を掛け合い、動きを合わせます。

突出した鉄筋への対策や、資材の整理整頓も大切です。

安全に作業できる環境を整えることが、落ち着いた正確な施工を支えます。

 

 

 

求職者の方へ|建物の始まりを形にする仕事

 

基礎配筋工事の魅力は、何もなかった場所に、建物の土台が少しずつ形づくられていく過程に関われることです。

一本ずつの鉄筋が組み合わさり、図面で見ていた構造が現場に現れる。その変化を間近で感じられるのは、この仕事ならではのやりがいです。

仕事を覚えるには、鉄筋の種類や道具の使い方、安全な運搬方法、結束、図面の読み方など、段階的な学習が必要です。

最初からすべてを理解する必要はありません。まずは基本を確実に覚え、分からないことを確認しながら経験を重ねることが大切です。

体を動かすことが好きな方はもちろん、寸法を確かめることや、形を組み上げる作業が好きな方にも、関心を持っていただきたい仕事です。

 

 

 

✨ 見えない土台に、職人の技術が生きる

 

基礎配筋は、建物が完成すると直接見ることができなくなります。それでも、施工時に積み重ねた確認や工夫は、建物を支える土台の中に残ります。

正しい位置に、必要な鉄筋を、確実に組み上げる。その基本を守るために、技術と段取り、チームワークが必要です。

建物の土台をつくる責任と、自分の手で形にする達成感。 基礎配筋工事には、その両方があります。

建設の仕事や鉄筋工事に興味がある方は、ぜひ、建物の始まりを支えるこの仕事にも注目してみてください。️

 

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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